kriorusとの協業で日本でのサービスを開始予定です、他

クライオニクス・マガジン(第100号 2015/11)

1999年5月に発刊したクライオクスマガジン
16年かかって100号まで来ました。ありがとうございます。
欧米に比べまだ日本での受容度が低いクライオニクスですが、
今後も普及に向けがんばります。
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kriorusとの協業で日本でのサービスを開始予定です
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これまで何回か、日本でのサービス開始の検討をしているとの
お知らせをしてきましたが、サービス開始には至りませんでした。

その最大の問題は、クライオニクスの「処置前半」が日本で
できなかったことにあります。米国での保存の方法は、
死後速やかに現場で処置したあと、保管場所に送って
マイナス196度まで冷やして長期保管する手法でした。
この「死後速やかな現場での処置」をする体制が
日本で作ることができませんでした。

しかしながら、kriorusは現地の処置がなくても頭を下にして
マイナス80度で保管しておけば搬送を受け入れるとのことでした。
前回ご紹介したkriorusに保管された日本人はこの方法で
保管されました。この手法であれば日本でサービス可能との
結論に至りました。kriorusとの調整を開始しています。

来年夏ころサービス開始の予定で準備中です。
事業に参加されたい方大募集です。ご連絡ください。
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翻訳プロジェクト参加募集!
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日本で「処置前半」をやらない形でのサービスの開始が射程に
はいってきました。嬉しいことです。しかし、蘇生の可能性は
現場で処置した方が高いのです。JCAは来年アルコーに
トレーニングにいくことを検討しており、そのために
アルコーの処置を日本語に翻訳するプロジェクトを始めます。

処置マニュアルはこのマニュアルの5ページからです。
http://www.alcor.org/cryonics/Cryonics2010-3.pdf

こちらも参加大募集です。
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ついに日経ビジネスに!
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クライオニクスの記事が日経ビジネスオンラインに出ました。
このメールマガジンを始めたころには考えられませんでした。
しかも、実に的確に紹介してくれています。必読です。
100号でこの紹介ができて嬉しいです。

(前篇)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/277463/062300001/

(後編)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/277463/062400002/

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http://mixi.jp/view_community.pl?id=859637

●● クライオニクス・マガジン、バックナンバーもごらんください。
http://archive.mag2.com/0000015596/index.html

============クライオニクス・マガジン============
・発行者:JCA e-mail : mid_hikaru@yahoo.co.jp
HP : http://www.cryonics.jp
・発行人:緑川ひかる(http://www.cryonics.jp/hikaru)
・このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
を利用して発行しています。( http://www.mag2.com/ )
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kriorusで日本人が保存(おそらく日本人は初)、他

クライオニクス・マガジン(第99号 2015/6)

ちょっと間があいてしまいましたが99号です。
次は100号、いいニュースをお知らせできますように・・・
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kriorusで日本人が保存(おそらく日本人は初)
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ロシアのクライオニクス・プロバイダ、kriorusに日本人が
保管されました。以下の患者一覧の40人目をごらんください。

http://kriorus.ru/en/our-patients

保管と搬送を担当された鈴木葬儀社のブログにも掲載されています。

http://blog.goo.ne.jp/haruyukisuzuki/e/25ce77c2d8a722c68a6541ae10d545e2

これまではあまりkriorusについて調べていませんでしたが、これを機会に
調べてみると、彼らの処置技術も高く、また、自分達の両親を保存しており、
その意味で「本気」であることがわかりました。

またモスクワやアリゾナやミシガンより近く、寒いので保管費用も少ない
というメリットがあり、紛争等でモスクワの施設が危機的状況になったら
アルコーに患者を搬送することが契約に書かれていることもわかりました。

今後、kriorusとのおつきあいも検討していきます。
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史上最年少 2歳の幼児が冷凍保存
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昨年の話になりますが、バンコクの病院に入院していた
2歳の幼児がアルコーに搬送され低温保存されました。
正解最年少です。以下に記事があります。

娘の将来の蘇りを願って……。2歳の幼児を冷凍保存。

お母さんのコメントが心に響きますね。
アルコーでも報告されています。

Two-Year Old Thai Girl Becomes Alcor’s 134th Patient


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De・DNA(脱DNA)プロジェクト
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前回に引き続きDe・DNA(脱DNA)プロジェクトについてです。
先日、KCAの主たるメンバーで清永 怜信さんにお会いしました。
このプロジェクトの価値を改めて再認識できました。
ぜひ、このプロジェクトにもご参加ください。

http://de-dna.net/

クライオニクス論も改めていい本だと思いました。
購入がまだの方はぜひ、もちろんネットで買えます。

http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106248382/

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マインドアップロードの可能性、他

クライオニクス・マガジン(第98号 2015/2)

2015年、今年中に100号に到達します。
「継続は力」でがんばります。
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マインドアップロードの可能性
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クライオニクスで肉体とともに未来で再生したいというのが
一般的なクライオニキストの望みかと思いますが、
イメージングを使って一気にマインドアップロードを
してしまう可能性も出てきていると感じています。

昨年、脳の微細構造を保ったまま、タンパク質も変性させずに
全て透明化してしまうという技術が発表されました。
これで脳の全神経ネットワーク(コネクトーム)を構築する
研究が急速に加速しています。

http://fm7.hatenablog.com/entry/2013/04/11/123630

神経の軸索や樹状突起から出ているスパインと呼ばれる
シナプス構造が正確に3Dで捉えられれば、神経ネットワークから
脳機能を忠実に再現出来ると考えられ、現状の技術でも十分に
その解像度があります。

透明化すると細胞機能は失われるので後戻り出来ないのですが、
脳情報の保存という意味では現状一番実現可能性が高い方法
だと思われます。

JCAではこのような刺激的な議論をMIXIのコミュニティで
やっています。参加されませんか?
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アルコーのカンファレンスは10月9日から11日
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アルコーのカンファレンス、今年3年ぶりに開催です。
何とかいけないか画策中です。

Alcor Conference 2015: October 9-11

また、アルコーのWEB、いろいろな情報がアップされています。
昨年12月17日にアップされたPatient Care Trustについての
FAQは重要です。低温保存している方から預かった資金を
使う意思決定にアルコーが十分注意を払っていることがわかります。
ご一読をおすすめします。

http://www.alcor.org/whatsnew.html

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De・DNA(脱DNA)プロジェクト
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「クライオニクス論」の著者、清永 怜信氏が主宰する
De・DNA(脱DNA)プロジェクトがブログを開設しました。
興味深い記事が掲載されています。

http://ameblo.jp/de-dna

このプロジェクトの取り組みにも注目しています。

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新しいクライオニクス技術「persufflation」、他

クライオニクス・マガジン(第97号 2014/11)

配信をさぼり、4か月も空いてしまいました。
その間にも技術は進んでいます。
注目も技術のご紹介を中心に97号をお届けします。
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新しいクライオニクス技術「persufflation」
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Arigos Biomedicalという会社でアルコーの元社長Tanya Jonesと
Steve van Sickleが新しいクライオニクス技術を開発しました。
通常のガラス化に加え、高気圧でヘリウムなどの希ガスで
灌流することで、ひび割れを完全に防ぐだけでなく、凍結保護剤の
毒性を著しく低下させることができたとのことです。

この希ガスによる灌流は英語でpersufflationと言いますが、
日本語に訳すと「気体灌流」になると思われます。
Arigos Biomedicalはもう豚の腎臓を気体灌流で処置した実験を
行いました。CTスキャンでその腎臓が普通にガラス化された腎臓に
比べてひび割れが非常に少なく、今までなかった高度な保存が
できたそうです。

詳しい情報は特許のページで得られます。
今後の進展から目が離せません。

http://www.google.com/patents/US20140011182

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脳の低温保存について
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少し前の情報になりますが、脳の低温保存についてアルコーが
まとまった記事をアップしました。記事の最後にはこれまでの
研究の進展を示す年表もあり、とても参考になります。

http://www.alcor.org/Library/html/braincryopreservation3.html

なお、次回のアルコーのカンファレンスは2015年10月、
9〜11日に予定されています。詳細決まったら
ニュースでお伝えいたします。
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Brain Machine Interface
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クライオニクスが不要になる可能性も出てきています。
脳にフィルムデバイスを装着して脳の動きをモニターして
コンピュータに移すのも夢物語ではなくなってきています。

フィルムデバイスの動画です。このプロジェクトでは
日本が中核的な役割を果たしています。

以下は心筋の活動をモニタリングするフィルムデバイスです。
とてもわかりやすい動画です。


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アムリタ不老不死研究所
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最近、面白い日本語のサイトを見つけました。
不老不死研究所、何て刺激的な!

http://amrit-lab.com/

もちろん、クライオニクスの記事もあります。
アルコーの動きもウオッチされています。

http://amrit-lab.com/hibernation.html

ちなみに、JCAにもちゃんとリンクを貼っていただいています。
いろんな情報があるので読み込んでみようと思っています。
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LONG LIFE がネットで公開されています、他

クライオニクス・マガジン(第96号 2014/7)

翻訳&HPリニューアルプロジェクト、遂行中です。
参加者大募集中です。
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LONG LIFE がネットで公開されています
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最近まで気が付かなかったのですが、CI(クライオニクス研究所)
のHPでCIの姉妹団体Immortalist Socityが発行している
機関誌LONG LIFEがまるごと公開されています。
最新のものは以下にあります。いい情報満載です。

http://www.cryonics.org/images/uploads/magazines/LongLifeV46-03.pdf

8ページ目に各国の会員数が書いてあり、日本は4名でした。
世界で1160名でそのうち562名が低温保存の契約をしています。

ちなみにアルコーは7月22日現在で会員988人であり、
今年中に1000の大台に乗ると思います。アルコーの会員は
低温保存の契約をしないとなれないので、アルコーとCI合計で
低温保存契約をしている人は1500人を超えています。
年々増えていることは喜ばしいですね。
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翻訳&HPリニューアルプロジェクト
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前回もご紹介しましたが、海外ではクライオニクス
見る目が最近大きく変わってきています。アルコーも
科学のバックボーンを持つ団体として認知が広がっています。

日本でもそのような認知を広めるため、英語翻訳をはじめています。
前回ご紹介した以下の動画も翻訳しました。
訳すとこの動画のよさがもっとわかるようになりました。

翻訳チームは数が足りません。この刺激的な翻訳作業、
参加者大募集中です。

それにあわせホームページもリニューアルします。
こちらもいっしょに取り組んでくださる方を募集しています。
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ゲームにもクライオニクス
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クライオニクスをテーマにしたゲームがすでに世に出ています。
シナリオが公開されています。なかなか面白く、お薦めです。
日本でも少しずつ認知が広がっているようです。

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