アルコーの新CEO、他

クライオニクス・マガジン(第50号 2004/2)

クライオニクスマガジン、なんと50号です。継続は力!

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日本でのサービス提供、体制が整いつつあります
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先月お知らせした、医療関係者の方への対応が進み、月内
にも国内でサービスを提供する体制が整いそうです。
日本にいる葬儀関係者の方で、クライオニクスに興味を持っている
方が意外に多くびっくりしています。継続して、情報を
このマガジンで出していきます。

いよいよ、日本でもクライオニクスが可能になります。
このエキサイティングな試みに参加してみたい方、
ぜひ、ひかるまでご連絡くださいね。
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アルコーの新CEO
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Jerry B. Lemler氏が体調不全で引退し、アルコーのCEO
はJoseph A. Waynick氏になりました。詳細は以下参照ください。
ちなみに、アルコーの今年最初の会員は659名で、
昨年当初の611名から8%程度の増加です。

http://www.alcor.org/AboutAlcor/meetalcorstaff.html
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CI、危機を脱す
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10月号で、CIが事業停止命令を受けたことを報告しました。
この件は解決しています。CIは葬儀屋の免許を取りました。
CIに限らず、クライオニクスプロバイダーは、預かる身体を
「死体」と呼ばず「患者」と呼びます。その意味では、
葬儀屋の免許を取ることは内心かなりの葛藤があったと
思われます。しかし、日本から「患者」を送るためには、
受け取り先が葬儀屋であったほうがよいので、われわれには
グッドニュースなのです。
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森のムッレ教室(未来への「いい事例」、第2弾)
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スウェーデンではよく面白い光景を見かけます。公園に家族連れでキャンプに
来て、公園で泊まってしまうのです。自由に泊まれるのです。、そこでベリー
も採れます。おいしそうです。でも、「ベリーを8割も摘んじゃったら
動物さん困るわよね」といって、人々は、自然を破壊しない範囲で採ります。
それができる理由は、何といっても教育にあります。今日紹介する
「森のムッレ」教室など、すぐれたシステムがあります。

考え方は簡単で、とことん自然に「でかけて」、自然を体感し、自然の中で
考えることによって幼児がエコロジーを学んでいくのです。自分が食べたリンゴ
の芯をリスが食べることにより食べ物の循環を学び、過度にかわいがった動物が
すぐ死ぬことで自然と命のかかわりを学び、捨てて帰ったおかしの箱が次の週
そのまま残っていることにより、循環しないものは何か? を学びます。
「エコロジー」という言葉は必要ないのです。循環と自然の決まりを肌で覚えます。

毎週毎週森にでかけますが、子供達が一番楽しみにしているのが妖精「ムッレ」
に会うことができるハイライトです。実はスウェーデンでは200万人がムッレに
会っているのです。人口の4分の1です。日本でも森のムッレを普及させよう
という活動があります。興味ある方は、ひかるまで連絡くださいね。
●●「誰も死なない世界」角川書店から好評発売中!
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M-200402111700000000015596000

6年目のマガジン発行にあたって、他

クライオニクス・マガジン(第49号 2004/1)

クライオニクスマガジン、今年5月で5周年を迎えます。
みなさまに講読いただいているおかげです。感謝しております。
今年からちょっとだけ記事内容を追加します。

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6年目のマガジン発行にあたって
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JCA(Japan Cryonics Association)は、クライオニクスを
日本のみなさんに正しく理解いただくことを目的に結成され、
メールマガジンもその趣旨で書いてきました。しかし、
ここ2年ほど、読者数は伸びていません。

世の中には情報があふれています。この数年、メルマガを
書いたり、クライオニクス関連のSFを出版してわかった
ことは、やはり、実際にサービスできることを示すことが
一番の普及の近道であるということでした。
ある程度情報を提供しても、なかなか普及は進みません。

昨年、Cryonics Instituteから、「新しいvetrification
(ガラス化)の技術を開発中であり、できたあかつきにはぜひ
日本でも使ってほしい」との提案を受け、日本でも
embalmingを仕事にしている方を仲間に引き入れるなど準備を
進めています。

註)embalming
死体の血液を抜いて防腐剤を流し込み、香油をまぶしてお化粧し、
きれいな姿で死体が一定期間(1月以上)保管できるようにすること
クライオニクスの初期処理をする方の仕事として、最も適している。

技術開発は少し遅れていますが、今年、遅くとも来年には提供される
でしょう。後述するように施設の提供を申し出てくださる方も
でてきました。サービス提供を最優先課題で推進するつもりです。

米国の最新情報を提供するという役割はこのマガジンの主要な役割
でした。その目的は、「クライオニクスを正しく理解いただくこと」
でしたが、正しく理解いただくためにはまずサービス提供が最優先
ということがわかったので、情このマガジンもちょっと色彩を
変えたいと思っています。

具体的には、「未来にいくこと」に加え、「いい未来を作る」
ための情報をひとつは掲載するつもりです。ひかるのHPでも
書いていますが、ひかるは「いい未来を作る」ことを目的にして
クライオニクスに辿り着きました。「未来にいくこと」と
「いい未来を作ること」は不可分だと思っています。

毎号ひとつ、「よき未来」に関する記事を入れていきます。
それ以外は変わりません。今後とも、ぜひ講読いただきますよう
お願いいたします。
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緊急に広島でサービス提供の設備を!
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肉親に死がせまった医療関係者の方が、みずからの広島の
病院の一角をクライオニクス施設に提供してでも、サービスを
緊急に立ち上げたいと連絡があり、米国と調整に入っています。
いよいよ、今年、サービス開始の可能性がでてきました。
この興味深い事業に参加してみたい方は、常に募集中です。
特に、広島市の方、仲間になりませんか??
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ビジョン・クエストの提案(いい未来を作る記事ひとつめ)
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近代の人間は野蛮である、とひかるは思っています。近代の証である
「理性」その理性こそが地球の生命圏を圧迫しているのではないか?
と考えています。

ビジョン・クエストをご存知でしょうか? ネイティヴ・インディアンの
世界では成人するにあたり、水のはいった水筒だけを持たされて、
自然の中でひとりで一週間暮らすのです。ヨコーテに襲われるかもしれない、
この木の実は食べて大丈夫だろうか? このような経験で自然との
正常な関係を築くのです。それで、「大人」になるのです。
自然との正しい関係を構築できていないわれわれが地球を汚していることを、
兄気分のネイティヴのみんなは苦々しく感じているでしょう。実は、
未開人は私たちのほうで、彼らではないのです。

ビジョンクエスト、日本でも疑似体験できます。
C+F(下のHP)の「ナチュラル・ヒーリング」がおすすめです。

http://www.transpersonal.co.jp/for-personal.html
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クライニキストにしてジャズ奏者、エディのラウンジOPEN
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クライオニキストでジャズ奏者でもあるエディさんのジャズスポット、
行ってまいりました。ナマ演奏も聴けるナイスなスポットです。
ひんぱんに行ってみたいと思っています。行ってみたい方は
ひかる(hikaru@kanon.to)まで連絡くださいね。

http://www.eddieslounge.com/

●●「未来人とクライオニクス」会議室、参加者募集中!
http://www.egroups.co.jp/group/cryo-future

●●「誰も死なない世界」角川書店から好評発売中!
http://homepage2.nifty.com/m_uchida/book/firstimmortal.htm

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M-200401021920000000015596000

クライニキストにしてジャズ奏者、エディのラウンジOPEN、他

クライオニクス・マガジン(第48号 2003/12)

年末超多忙! 手抜きのニュースでごめんなさい。
来年はがんばります。pubzineで読んでいらっしゃるみなさま、
ぜひまぐまぐに登録して、継続講読してくださいね。

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クライニキストにしてジャズ奏者、エディのラウンジOPEN
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JCAの仲間である、クライオニキストでジャズ奏者でもある
エディさんが、ジャズスポットをオープンしました。
50年代アメリカンテイストを味わいながら、ジャズを
聞きませんか? 行って見たい方はひかる(hikaru@kanon.to)まで

http://www.eddieslounge.com/
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クライオニキストには入れ墨が一番
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最近、クライオニキストの間で入れ墨をするのがはやりつつ
あるようです。もし不慮の事故になったとき、アルコーや
CIに連絡を取るように依頼する入れ墨があることは、
医療関係者に意思を最も確実に伝える手段だからです。
世の中、いろんなことを考える人がいるようですね。
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SAIも攻撃されています
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10月号で、CIが事業停止命令を受けたことを報告しました。
最近、Suspended Animation Inc (http://www.suspended.org/)も
フロリダ州政府から攻撃を受けています。英語が書ける方は、
ぜひメールにて支援をお願いします。CIが支援を呼びかけています。

http://www.cryonics.org/whatsnew.html
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アルコーのボス、いまだ決まらず
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Dr. Jerry B. Lemlerのあとのアルコーを誰が率いるか?
業界(笑)は大いなる興味を持って注視しています。
だいたい決まったようです。が、まだ発表には至っておりません。
しかし、さすがはアルコー、通常業務は粛々とこなし、今月
59人目の患者を保存しました。

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http://www.pubzine.com/detail.asp?id=793
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オフ会のお知らせ、他

クライオニクス・マガジン(第47号 2003/10)

1日遅れで発行です。オフ会、参加されませんか??

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オフ会のお知らせ
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5日、JCAオフ会です。18時から北千住で行ないます。
日本でのクライオニクスサービスの実現に向けて、
熱く楽しい議論をする予定です。ちょっと覗いてみようかな、
というかたは是非ひかる(hikaru@kanon.to)まで連絡くださいね。
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CI、事業停止の命令を受ける
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先週、Cryonics Instituteは突然ミシガン州から事業を停止するよう
命令を受けました。理由は「免許なく葬儀の仕事をしている」です。
実はもともとクライオニクスプロバイダーは、葬儀をしていません。
「本人の意思で献体を受けている」というのが法律的な整理です。
裁判になる見込みです。負けることはないと思いますが油断は禁物です。
日本からも応援する方法を探っています。
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ベン、CIの代表に
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Cryonics Instututeの総会が先月28日にありました。
クライオニクスの創始者ともいえる、 Bob Ettingerにかわり、
Ben Bestが代表になりました。JCAとの連携にも関心ある人です。
http://www.benbest.com をごらんいただくと彼のことがわかります。
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ターニャがアルコーにカムバック
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Charles Plattがアルコーを去ったあと、suspensionのdirector
を誰がやるのか心配されていましたが、90年代にそのポジションに
あったTanya Jonesがカムバックしました。彼女はもっとも保存処置の
経験があるクライオニキストです。そして、信じられないことに
とってもかわいい女性なのです。ターニャ! よく帰ってきたね!
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アルコーのホームページリニューアル
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http://www.alcor.org です。内容、さらに充実しました。
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Dr. Jerry B. Lemlerの軌跡、他

クライオニクス・マガジン(第46号 2003/9)

アルコーのPresident Dr. Jerry B. Lemlerがガンになって
1年近くが経ちます。今回のメルマガは彼の軌跡を追って
みました。そのほか短い記事が2本です。

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Dr. Jerry B. Lemlerの軌跡
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ここ数年で、Lemler博士のリードによりアルコーはかなり
変革しています。今月はその軌跡を追いかけてみたいです。

博士は、先々代のPresident、Fred Chamberlainから
「Bill Faloonに電話して自己紹介すべき」とアドバイスされた
そうです。Bill FaloonはSaul Kentの盟友で、ビタミン剤等を
売るLife Extension Foundationを経営し、クライオニクス研究に
現在最も多額の資金を提供しています。

Lemler博士はBill Faloonが持っていたクライオニクスと今後の
アルコーについてのビジョンに賛同し、多くの困難を越えて、
そのビジョンの方向に進みました。困難とはどんなものか?
たとえば、NO1であることの慢心があったと博士は言います。

2001年の初夏から、博士はPresidentになる意思を表明し、
9月、実際になります。そのとき、取締役にSaul Kentが選出
されました。これも大きな変化です。Saul Kentは以前アルコー
の中心人物でしたが、アルコーが移転するときにメンバーが
割れ、アルコーでないほうに彼は属していました。ちなみに
その「アルコーでないほう」とはクライオケアという団体で、
現在は活動を停止しています。会員を集めるより、別の形で
資金を集め、研究を進めることがより重要と判断したからです。

その研究を進めている21st Century Medicine(Saul Kentらが
資金提供しています)に、Lemler博士は就任後2か月で訪問、
アルコーが「出遅れている」ことを痛感します。

それから1か月以内に、博士は21st Century Medicineを
中心にアドバイザリーボードを結成し、アルコーの技術レベルを
引き上げるための提案を求めます。レポートは2002年4月
に提出され、迅速に実行に移されます。

提案を実践する過程で、Saul Kentらが地元フロリダで新たに
作ったクロイオニクスプロバイダー、Sunpended Animation Inc
との協力関係も強化され、standbyチーム(待機し、初期処置を
するチーム)のレベルもいっしょに向上していきました。

改革の途中でLemler博士は病魔に襲われましたが、彼の変革、
功績は長く語り継がれるものであると思います。
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CI、事業停止の命令を受ける
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先週、Cryonics Instituteは突然ミシガン州から事業を停止するよう
命令を受けました。理由は「免許なく葬儀の仕事をしている」です。
実はもともとクライオニクスプロバイダーは、葬儀をしていません。
「本人の意思で献体を受けている」というのが法律的な整理です。
裁判になる見込みです。応援する方法を探っています。
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JCA、ひさびさのオフ会
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ひさびさにオフラインのミーティングをしました。
(1)日本でクライオニクスのサービスを提供するための検討を深める。
(2)2か月に一回は定例で会議する。偶数月第一日曜日夕方とする。
の2点が決まりました。次回、10月5日です。またご案内します。

●●「未来人とクライオニクス」会議室、参加者募集中!
http://www.egroups.co.jp/group/cryo-future

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