7月23日、エッチンガーは106人目の患者となりました、他

クライオニクス・マガジン(第85号 2011/8)

クライオニクスの創始者、エッチンガーが亡くなりました。
ひとつの時代の終わりを感じます。
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7月23日、エッチンガーは106人目の患者となりました
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1964年に「The Prospect of Immortality(不死への展望)」
を発行したクライオニクスの先達 Robert C.W.Ettinger氏が
亡くなり、自ら設立したクライオニクス研究所の106人目の
「患者」になりました。

http://www.cryonics.org/Press%20Release%20-%20Robert%20Ettinger.pdf

wikiにもエッチンガーの紹介はあります。充実した紹介なので
関心ある方はぜひ検索してご覧ください。
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アルコーもFacebook
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怒涛の勢いのフェイスブックですが、最近気が付きましたが
アルコーもフェイスヴックを”Cryonics Magazine”の発行媒体
として有効に使っています。

日本でもFacebookページを立ち上げたいところですが、
実名主義がネックになるかもしれませんね。

ちょっと古い情報ですが、次の2つの動画がアルコーの
サイトにアップされました。興味深いコンテンツです。

(1)施設のビデオツアー
http://www.alcor.org/Library/videos/alcortour.html

(2)2006年のアルコーカンファレンス
http://www.alcor.org/Library/videos/conference2006.html
(グレッグ・フェイのプレゼンなどがあります)
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日本でのサービス再び
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前回のマガジンで、東日本大震災を受けて、地震国の日本で、
クライオニクスの保管サービスは難しいと感じ、日本で処置、
海外で保管することをもう一度考えてみたいと書きました。
いま考えているのは、外国への搬送までやっているどこかの
インターナショナルな葬儀屋にビジネスとして取り組まないかと
提案してみようかと思っています。そこなら日本の慣習に
とらわれないのではないとも考えています。

どなたか検討に加わっていただけませんか?
英語に強い方、特に歓迎です。

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5月にsuspended animation conference、他

クライオニクス・マガジン(第84号 2011/4)

東日本大震災、読者のみなさまは被害ありませんでしたか?
地震国の日本で、クライオニクスの保管サービスは
難しいなと改めて感じました。日本で処置、海外で保管が
適切です。この機会に、日本でのサービス提供をどうするか?
もう一度考えてみようと思います。
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5月にsuspended animation conference
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20日から22日にフロリダで開催されます。

http://www.suspendedinc.com/conference2011.html

21st Century Medicine, Alcor, Cryonics Institute,
Sunpended Animation Inc. などが一同に会します。

Ralph Merkleが低温状態から回復させる技術について
プレゼンするので聞いてみたいのですがひかるは行けません。
どなたか出席いただいてレポートしてくださると嬉しいです。
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アルコーの値上げ(やむなし)
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アルコーが6年ぶりに価格を改訂しました。値上げです。
頭部のみ保存は8万ドルで変更ありませんが、体全体の場合
15万ドルから20万ドルに変更になりました。

http://www.alcor.org/BecomeMember/standby.html

一気にあがったのはPatient Care Trustで、6万5千ドルから
11万ドルになっています。アルコーの場合、低温保存した
体の保管料は毎年払うのではなく、契約時に払い込まれた
Patient Care Trustを運用してその運用益で液体窒素代や
電気料金をまかなう仕組みです。リーマンショックによる
金融の不振で金利がさがったことががここにも影響しているの
でしょう。やむをえない値上げだと思います。
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Library of blue skyでもクライオニクスが登場!
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アマゾンの「Library of blue sky」にもコーナーできました。

http://astore.amazon.co.jp/aozorafutur05-22

前回ご紹介した「未来人の図書館」にも情報増えています。
海外の本を多く紹介しています。

http://astore.amazon.co.jp/immortal-22
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Mike Darwinの新しいブログ Chronosphere
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以前アルコーのCEOだったMike Darwinが新しいブログを
立ち上げました。Chronosphereと名付けており、不死を求める
人々のゲートウエイとの位置づけです。もともと彼は情報発信力が
強い人ですがこのブログも情報満載です。

http://chronopause.com/
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おすすめ動画、他

クライオニクス・マガジン(第83号 2011/1)

1月3日、JCAオフ会でした。少人数ですが
今回も知的刺激に満ちた時間でした。
今年の大目標は、クライオニクスからマインドアップロードの
実現までをリアリティをもって描くSFの執筆です。

本年もどうぞ、よろしく、お願いします。
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おすすめ動画
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毎日放送(全国ネット)で1月16日(日)の、15:00—16:30に
放映予定の『2011 ゼッタイ長生きしてやる宣言!(仮)』で
ちょっとだけクライオニクスが紹介される予定です。
映像とナレーションということで映像はこちらからピックアップ
して送りました。せっかく調べたのでここでもご紹介します。

やはりお勧めは、クライオニクスのプロバイダーが自ら投稿した
ものですね。

(1)アルコー生命延長財団のものです。3本あります。

2本目の最初からアルコーの施設や処置の様子の動画があり、
後半には21世紀医学研究所での研究の様子があります。
3本目にはどう復活するか説明のアニメでの説明があります。

(2)ACS(アメリカンクライオニクスソサエティー)作成

(3)クライオニクス研究所の代表、ベンのプレゼン2本

(4)エッチンガーとクライオニクス研究所(ロシアで作成??)

(5)その他マスコミ

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未来人の図書館でもクライオニクスが登場!
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アマゾンの「未来人の図書館」にもコーナーできました。
私たちが出版した「誰も知らない世界」が最初に
紹介されていることがうれしいです。

http://astore.amazon.co.jp/immortal-22
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アルコーのCEOにMoreが就任
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いいニュースです。アルコーのCEOにMax Moreが就任しました。

Alcor Life Extension Foundation Names Max More, PhD, as Chief Executive Officer

彼はトランスヒューマニズムの考えを世に広めるのに多大な
貢献をした人で、ひかるの知人も歓迎メッセージを出しています。
停滞気味だったアルコーが今後どう動くか、楽しみです。

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「考える脳、考えるコンピュータ」の書評、他

クライオニクス・マガジン(第82号 2010/10)

9月の末、ひさびさのJCAオフ会でした。今年はじめ、
クライオニクスを広めようと緑川が書いて応募したSFは
残念ながら落選しましたが、もう一度リベンジしようと
いうことで執筆作戦会議として開催しました。大変な
知的興奮の時間でした。今回はマインドアップロードを
軸にしたSFを書こうとのことになりました。

SF締め切り直前の12月か1月に、冬オフの予定です。
お知らせを流しますので、ぜひ、参加くださいね。
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「考える脳、考えるコンピュータ」の書評
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前作からSFのネタにも使っているジェフ・ホーキンスの
「考える脳、考えるコンピュータ」のいい書評が見つかったので
紹介します。この本は、脳や知性に関心ある方は必読です。

http://booklog.kinokuniya.co.jp/masui/archives/2005/09/post_2.html

2005年に、脳と同等の動きができるハードウエアが
10年で実現できると言ってます。あと5年。
どんな成果が出てくるか、本当に楽しみです。
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R25で記事がでました
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8月、webR25から取材を受け、クライオニクス
記事が掲載されました。もうちょっと書いてほしかったですね。

http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20100823-00003348-r25&vos=nr25bn0000001

webR25ではクライオニクス関連の記事は2件目です。
1件目も、残念ながらあまり好意的な記事ではありませんでした。

http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/report/?id=20091006-90007765-r25
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CI、記念すべき患者100人目
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CIの患者が100人に達しました。記念すべき100人目は
84歳の方で、第二次世界大戦で空軍にいたという方です。
ケースレポートに詳細があります。

http://cryonics.org/reports/CI100.html
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脊髄損傷マウス、歩行回復
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奈良先端大学では、脊髄が損傷したマウスに、神経に成長する
幹細胞を移植することで歩けるまでに回復させることに成功
しました。このような技術が、reanimation にいずれ役立つと
期待しています。

(奈良先端大の記者発表)
http://www.naist.jp/pressrelease/detail_j/topics/953/

(奈良新聞)
http://www.nara-np.co.jp/20100817140842.html

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CASの話題、他

クライオニクス・マガジン(第81号 2010/7)

つい先日、gooで「ホスピスとクライオニクスを隣接させる
ことは可能だと思いますか?」という質問が投稿されました。
以下のように回答しました。

「もちろん可能ですし、米国ではクライオニクスのプロバイダー
に協力的なホスピスもあります。わたしの知人に日本の
ホスピスに勤めている人がいますが、その人も、
”死を迎える人のあらゆる希望をかなえようと努力するのが
ホスピスなので希望があれば対応すべき”との意見でした。
しかしながら、すぐに日本でとなると、難しいでしょう。」

少しずつ、クライオニクスの認知度もあがっているのかも
しれません。
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CASの話題
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mixiのクライオニクスのコミュニティがCASの話題で
盛り上がっています。CAS提供元の株式会社アビーの
HPを見てもかなり注目されているようですね。

http://www.abi-net.co.jp/

本家のアビーよりわかりやすい説明もあります(笑)

http://www.tabegoro.jp/mrfreeze/cas.html

お時間ある方はぜひ↓の講演資料をごらんください。

http://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/uec_lec/data/lec10_kouen.pdf

生体肝移植の代替になるよう期待されているということです。
これは大きなビジネスになる可能性十分です。

私たちのコミュでは、凍害保存剤とCASの併用の可能性、
また、その先の技術的な話をしています。なかなか刺激的です。
ぜひ、コミュニティにも参加くださいませ。

http://mixi.jp/view_community.pl?id=859637
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アルコーの動向
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アルコーに最近、少し面白い記事がでました。クライオニクス
おける1990年のやり方と2006年のやり方をレビューした
記事です。とても参考になります。

http://www.alcor.org/Library/html/protocoladvances.html

また最近の患者の処置のレポートは、これまでで最も詳しいです。
写真を見ているだけでも処置のイメージがわきます。

http://www.alcor.org/Library/pdfs/casereportA1097.pdf

アルコーの「Scientists’ Cryonics FAQ」あたりもちゃんと
翻訳してJCAのHPにも掲載したいと思っています。
英語と技術に強い方、お手伝いいただけませんでしょうか?

http://www.alcor.org/sciencefaq.htm
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エリーアンチエイジング研究室
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昨年の1月から3月に集中して研究日誌を出していました。
とても充実したレポートです。お勧めです。

http://ellielab.konjiki.jp/member.html

クライオニクスについては61日目に記載がありますが、
ごくごく普通のレポートで、目新しい情報はありませんでした。
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