クライオニクス・マガジン(第33号 2002/3)
2月16日の会議レポート、やっと書けました。
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米国でビッグな会議がふたつ
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2月16日、ベンチャー企業”The Door Into Summer”について
説明会がありました。低温保存サービスを会社があるフロリダの
個人と、既存のクライオニクスの団体に提供することに
なっています。
低温になった人体の保管は一時的には行うが、長期の保管は
既存のクライオニクス団体に任せるとのことです。
取締役はLife Extension FoundationのWilliam Fallonn,Saul Kent,
低温保存処置の第一人者 Mike Darwin、経営に責任をもつCEO
のほか外部から3人を招くそうです。
会社は4月1日に設立されます。最初は2500万円程度の設備と
年間7千万円(人件費など)のコストで会社を運営します。
低温保存処置の妥当な料金は500万円程度と見積っており、
年間20人処置をしないとペイしません。中期的には年間50人
くらい処置しないと安定経営にならないとしており、そのために
マーケティングにも力を入れていくとのことです。そうすれば、
料金も下がることが期待できます。
TDISの事業計画を読んで、「ああ、やっとクライオニクスもビジネス
になってきたな」と感じました。重要なことは、TDISが他の団体に技術を
ライセンス提供する姿勢でいることです。高品質のクライオニクス
サービスを提供する会社を設立することが容易になります。
アルコーやCIがどのような動きになるのかわかりません。
その答は、夏にミシガンで行なわれる”Cryosummit”を待たなければいけない
のだと思います。ますますクライオニクスから目が離せません。
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